ponkotsu☆sugar blog

日々のキリトリ日記です。

8.パルプンテ通勤

できれば通勤も楽しくしたい!!

テンションあげていきたい。

一昔前は、ジブリ曲聞きながら、”私は主人公よー”って壮大な気分で出勤してた。

余裕でモロの一族だった。

 

30歳過ぎてくると、

駅の階段を下りるまで息止めないとカエルに人間ってばれちゃう!とか、猫の後つけたら不思議なお店が!とかやってる場合じゃねーなって。完全に魔法がとけた。

 

 

最近の通勤のお供は小説と安住紳一郎様!

 

 

たまたま知った、安住紳一郎の日曜天国

こんなにおもしろいラジオもっと早く知りたかった・・・

リスナーさんのレベルが高すぎる!

紹介されるエピソードが面白すぎて、ずっと、にやにやしてしまう!

 

 

 

家から駅に向かう間は、安住紳一郎の日曜天国を聞きながら歩く。

マスクの下で歯をだしながらにやにやしてる。前歯が渇く。

 

 

電車に乗ったら前歯をしまって、小説にチェンジ。

今は伊坂幸太郎作品を読み漁ってます。

一番のお気に入りは、「ガソリン生活」これまじおもしろかった。

殺し屋シリーズも読んで、今は死神シリーズ。全部物語の設定がおもしろい!

 

・・・

そして、駅から会社まで、前歯を出して再度安住紳一郎の日曜天国を聞く。

 

 

 

このセットで通勤の道のりがグッと楽しくなった。

1日頑張れるゾーって感じ。

 

 

ただ、予期せぬ事態もあった。

 

 

駅から会社までの道のりでのことだった。

 

安住紳一郎の日曜天国のリスナーさんのエピソード。

9割が笑える話で泣ける話が1割潜んでた。すんごい不意打ち。

 

 

なんばの地下街を、ノーガードで泣きながら歩いてる女を目撃したなら、それは私です。

 

料理が苦手な奥さんが亡くなって、、、って話だったな。

 

話の中盤から、嫌な予感はしてた。あれ?って。

前歯がでてねぇって。代わりに色々と違うのがでてた。

 

「ねぇ、やっぱ俺の方が料理上手でしょ」って今日も仏壇の妻に話しかける。

って話の締めくくりのころには、マスクの中は大洪水だった。

 

ちょっと、涙さんと鼻水さん一旦マスクの中央に集合!って。

とりあえずそこで待機してて!って。

ティッシュ取り出すにしても、朝のなんばは戦場。ゴミ箱もねぇ。

 

このままつっきるぞーって。かけぬけるぞーって。

気を取り直したところで、

 

 

聞こえてくる安住のふるえる涙声。

 

 

安住ー!やめっ、あ、あー!!!

 

 

 

もらい泣きっつーか、まぁすでに泣いてたけど、いや安住ずりぃーってそれは。

第2ラウンドは引っ込みつかないって。

こちとら外だから。むせび泣きだから。ちょっとした嗚咽だってば。

 

 

ってな感じで、穴が開くくらい自分の靴をみながら出勤しました。

 

会社について涙を拭いてトイレのハンドドライヤーでマスク乾かして、

 

 

 

・・・なんかすげー疲れた。もう帰りたいなって。

 

 

何が起こるかわからんなって。パルプンテかよって。

 

fin.