できれば通勤も楽しくしたい!!
テンションあげていきたい。
一昔前は、ジブリ曲聞きながら、”私は主人公よー”って壮大な気分で出勤してた。
余裕でモロの一族だった。
30歳過ぎてくると、
駅の階段を下りるまで息止めないとカエルに人間ってばれちゃう!とか、猫の後つけたら不思議なお店が!とかやってる場合じゃねーなって。完全に魔法がとけた。
最近の通勤のお供は小説と安住紳一郎様!
たまたま知った、安住紳一郎の日曜天国。
こんなにおもしろいラジオもっと早く知りたかった・・・
リスナーさんのレベルが高すぎる!
紹介されるエピソードが面白すぎて、ずっと、にやにやしてしまう!
家から駅に向かう間は、安住紳一郎の日曜天国を聞きながら歩く。
マスクの下で歯をだしながらにやにやしてる。前歯が渇く。
電車に乗ったら前歯をしまって、小説にチェンジ。
今は伊坂幸太郎作品を読み漁ってます。
一番のお気に入りは、「ガソリン生活」これまじおもしろかった。
殺し屋シリーズも読んで、今は死神シリーズ。全部物語の設定がおもしろい!
・・・
そして、駅から会社まで、前歯を出して再度安住紳一郎の日曜天国を聞く。
このセットで通勤の道のりがグッと楽しくなった。
1日頑張れるゾーって感じ。
ただ、予期せぬ事態もあった。
駅から会社までの道のりでのことだった。
安住紳一郎の日曜天国のリスナーさんのエピソード。
9割が笑える話で泣ける話が1割潜んでた。すんごい不意打ち。
なんばの地下街を、ノーガードで泣きながら歩いてる女を目撃したなら、それは私です。
料理が苦手な奥さんが亡くなって、、、って話だったな。
話の中盤から、嫌な予感はしてた。あれ?って。
前歯がでてねぇって。代わりに色々と違うのがでてた。
「ねぇ、やっぱ俺の方が料理上手でしょ」って今日も仏壇の妻に話しかける。
って話の締めくくりのころには、マスクの中は大洪水だった。
ちょっと、涙さんと鼻水さん一旦マスクの中央に集合!って。
とりあえずそこで待機してて!って。
ティッシュ取り出すにしても、朝のなんばは戦場。ゴミ箱もねぇ。
このままつっきるぞーって。かけぬけるぞーって。
気を取り直したところで、
聞こえてくる安住のふるえる涙声。
安住ー!やめっ、あ、あー!!!
もらい泣きっつーか、まぁすでに泣いてたけど、いや安住ずりぃーってそれは。
第2ラウンドは引っ込みつかないって。
こちとら外だから。むせび泣きだから。ちょっとした嗚咽だってば。
ってな感じで、穴が開くくらい自分の靴をみながら出勤しました。
会社について涙を拭いてトイレのハンドドライヤーでマスク乾かして、
・・・なんかすげー疲れた。もう帰りたいなって。
何が起こるかわからんなって。パルプンテかよって。
fin.