ponkotsu☆sugar blog

日々のキリトリ日記です。

13.灼熱のワンルーム

あつい、、、すでに部屋が暑くて扇風機デビュー。

 

あいつ等の仕業だ。

 

そう、2台のPS5と2台のテレビ。

 

私とイムさんはゲームが好き。

お互い、個人でするゲームがない時は、一緒のオンラインゲームをする。

 

私のワンルームのアパートで、ほぼ同棲状態なためPS5もテレビも2台完備。

隣同士あなたと私オンライン~♪

 

オンラインの距離がちけぇ。

隣にいるのに電話で話してるようなもんだよ。

 

どんな状況って、テレビ越しにテレビが見える。

(大きいテレビはイムさん、小さいテレビをローテーブルの上に置いて私が使ってる)

 

一緒のゲームやってる時は、ゲーム内のムービーとかちょっとタイミングずれたら、いっこく堂みたいになるし、イムさんの方がムービー見るの早かったら画面越しの画面から軽くネタバレもある。

 

最近はディビジョンってシューティングゲームを始めて、ニューヨークを守ってる。

毎晩、ニューヨーク市民のために、悪を撃ちぬいてる。結構緊迫してる。

 

んで、あちぃー。PS5とテレビ2台ずつ起動させてたら部屋に熱がこもって、ワンルームのキャパ越え。熱気のたてこもり事件。冬はあったかくていいんだけど・・・

夏はダメ!!!冷却対策しないと殺られる。

 

 

 

・・・

なんでこんなに不便なのよ。なんなの!オンライン、オンラインって・・・

 

 

 

 

 

恋しいよPS2時代が。メモリーカードはなんで無くなったの?便利だったじゃん。

友達の家に本体あったら、持ち歩くのはお菓子とメモカとディスクだけで良かったじゃん。オフラインで1人~4人で遊べるゲームいっぱいあったじゃん。

本体は一家に一台でいけてたじゃん・・・。

 

 

今や、一人一台だって?それに加えて、RPG以外ほぼオンラインゲームじゃねーか。

ほんとに・・・ソニー少子化についてどうお考え?って話だよ。

 

学校帰りに友達同士あつまって遊ぶのが楽しいのに。

 

 

~回想~

ぽんこつ小学校の生徒は8割がインドア派。

3年2組の仲良しグループは、学校帰りにマモルの家で対戦ゲームをするのが恒例になっていた。

序盤は和気あいあいとおだやかな雰囲気でゲームを楽しむが、熱くなるとコントローラーを譲らないタケシ。

「おいタケシ、またかよ、いい加減にしろって!」

「お前らが下手くそだからだろー!あはは」

横暴な態度のタケシは徐々に仲間から疎まれるようになり、いつしか遊びに誘われなくなった。

孤独になったタケシはRPGゲーム「キングダムハーツ」をプレイした。

ソラとリク。2人の親友。光と影。

猛烈に憧れた。俺がリクなら、ソラは・・・

タケシはわがままで自分勝手だった自分を見つめなおした。

”俺は、なんてバカだったんだ”

 

タケシはマモルを呼び出した。

 

「マモル。いや、ソラ。俺が悪かった。」

「いやマモルだよ。なんだよ突然」

「自分勝手だったこと、謝りたくて」

「いいよ。反省したんだろ?」

「・・・また、遊びに行っていい?」

「えーー。ポテチな!」

「え?」

「ポテチとメモカ持って今日俺んち集合ってこと!」

「・・・っうん!」

「ちなみに俺はコンソメ派だから」

「えー!俺のり塩!」

のり塩?タケシしぶーっ!」

 

 

 

 

 

・・・・・まじでなんのはなし?

 

 

まぁいいや。

何が言いたいかって、今日も灼熱のワンルームで、タケシとニューヨークをマモルってことと、キングダムハーツ4はいつリリースされるの?ってこと。

 

いやほんとにいつなの?

 

 

fin.

12.共感させたい年頃

相手に、「確かにそれいいかもー」って言わせたい。ちょうどいいアンサーを返したい。

 

他人の良いアンサーはよく拝借する。あ、それいい!もらっちゃお!って。

後日、まるで自分が考えたかのように別の人の前で披露することもしばしば。

 

 

 

・・・でも、それじゃいつまでたっても偽物のままだ。

 

 

自分の言葉で勝負して、天然物の「それいいね」が欲しい!!!

 

 

なので、”自分だったらこんな時なんて答えるかなー”って、くだらないシチュエーションの妄想をよくする。

 

 

定例妄想会議のおかげで、趣味ってなんですか?って聞かれた時のアンサーは、

「自分の機嫌を自分でとることです」に決定してるし、

街頭インタビューで、いま日本に足りないものは?って聞かれた時のアンサーは、

「思いやりですかね」に決定してる。

 

 

しかし、ない!答えが決まってるのに答える機会がなさすぎる!

 

 

って思ってたら先日あったんです。

したためすぎて、ちょっとカビてるかもしれないくらいのアンサーを発する機会が。

 

 

飲み友のノブからの質問だった。

「生まれ変わって何にでもなれるなら何になる?」って聞かれて0.3秒くらいで答えた。早押しクイズかと思った。

 

「アラブの石油王」

「答えるの早!なんで?」

「石油王に嫉妬したことある?」

「ない」

「嫉妬も生まれないレベルで想像つかないじゃん?」

「たしかに金持ちってことしか想像つかない」

「なんでもできるよ」

「うわーたしかに」

「トラも飼える」

「あぶねー!」

「SPまいて鬼ごっこ

「それはおもろそう」

「メニーメニー嫁」

「想像つかねぇーーーー」

「どう?石油王」

「俺も石油王にしよ」

「まいどありぃ!」

 

 

・・・・・なんだこれ。

くだらねー。なにその質問。石油王にしよ。じゃねーよ。なれねーよ。

確かに、こっちも答え用意してたけど。きっちりゴール決めたけどさー。

質問のレベルあげてこーぜ!!?

 

 

 

 

もっといいパスくれよぉー。って思ってたら、パスきた。

 

 

 

「じゃあ、動物に生まれ変わるなら、何になる?」

「きつね」

「答えるの早!なんで?」

「葉っぱで変化できるか確かめたい」

「うわーーーーーそれは知りてーーーー」

 

 

 

・・ノーブ!ストップ!ストーップ!もう、何になりたいシリーズはええ。もうええ。

 

 

欲しかった共感はものにしたけど、絶妙に満たされない達成感。

クリアしたけど、達成率75%的な。

 

 

 

うん。そんなときは、自分で自分の機嫌をとるんだ。

 

・・・

「ノブ!ちょっと私に、趣味なんですかって聞いて!」

「えっ、趣味はなんですか」

「自分の機嫌を自分でとることです」

「なんかかっこいい」

「なーっ!なんかいいよなー」

 

 

fin.

 

 

11.マジシャン爆誕

「マジックバー行ってみようよ」

 

 

 

飲み友と飲んでた日、2件目に選ばれたのはマジックバーだった。

 

 

テーブルの前に8人くらい座れる感じ。

 

3人組の他のグループがいて、お邪魔しますーって隣に着席。

 

 

トランプマジックが始まる。

テレビでも見たことあったりなかったりのマジックで場が盛り上がる。

 

「あなたの選んだカードは、これですね?」

 

”おーすげー” ”えーなんでー?”とか盛り上がりながら、中盤に

 

「お姉さん、指ならせますか?」

って隣のグループの女性にご指名が。

 

やってみますって女性が指を鳴らそうとすんだけど、

 

スカッ

 

スカッ

 

 

マジシャンが「なかなか急には難しいですよねー」

って言いながら私の顔を見た。

 

「お姉さんは、どうですか?」

 

来た!!!

 

ちょっとテーブルの下で指を湿らせて指すぶりしてた

 

 

パチッ

 

 

「おぉーーー!すごい!上手です!マジシャンになれますよー!」

拍手がおこる。

 

 

パチッ

 

 

「おぉーーー」

気持ちよくなって2回指ならし。

 

っとまぁ、そのあとのマジックの最後におまじないをかけるとかって私の指パチッが使われたわけです。

 

 

で、もう気分はちょっとマジシャン。

 

 

 

次に、テクニックを紹介しますーって。

 

「僕、毎日トランプ触ってるんでトランプの枚数が触るだけでわかっちゃうんです。

 例えばー・・・トランプの山から適当にとりますけど、これ23枚です」

 

「じゃあ、数えますね?1枚、2枚、・・・・・22枚、はい、23枚!」

 

”おぉーすげー”

 

 

って、すご技とか見せてもらって・・・

 

「最後のマジックですーっ!カードを移動させるマジックです。じゃあ、お姉さん、トランプの山から10枚カードひいてください」

 

って指名されたわけ。

 

 

もうこっちはマジシャン見習いなわけだから、

 

指に全神経集中させながら、

”今日のコンディションでいけっかなー?10枚ってたぶんこれくらい・・”

 

って、トランプの山から頑張って10枚を指でみようとしてたら、周りからクスクス聞こえてくるわけ。

 

え?なんすか?集中してんのに・・・って顔上げたわけ。

 

そしたら、

師匠が「ちょっ・・・っgh・普通に1枚ずつひいてください」

つって肩ふるわしてんの。

 

他のお客さんも「もうマジシャンになっちゃってるじゃんー」

つって。

 

 

 

 

・・・あぁっ!!

 

 

顔から火がでるかとおもった。

あーねって。1枚ずつひけばよかったのねーって。

はいはいはいーって。もう、そっからマジックの記憶あんまりない。

 

 

 

 

 

 

 

店出た後に、飲み友が「よっ!新米マジシャン!」

とか言ってきたから、

 

 

パチッ

「こいつの口がくさくなりますように」

 

っておまじないかけといた。

 

fin.

 

 

 

10.希望をつなぐ

うーん・・・・・8センチ・・・いや、ギリ9センチ?

 

 

 

 

最近ずっと、うんちをつなげてる。

 

 

 

 

どっかで見た、「毎日90センチうんちでてますか?でてないと、体の中うんこまみれですよ」みたいな広告が頭から離れない。

 

 

 

 

 

いやまず計ったことないし・・・って思いながら

とりあえず30センチ定規を手に取る。

 

 

90センチって・・・え、これ、3つ分?なげーって。

一日に3回の快便でも1回30センチ?

ってか、30センチのうんちでたら、軽い出産。記念にうんちと一緒に写真とるくらいのレベルなんだけど。ピース。

 

ってか太さは?ヘビの抜け殻くらい心もとない感じでもオッケー?

 

 

 

 

 

 

・・・最後にキレイなうんちしたの、いつだろう・・・

 

 

 

 

 

エブリディ飲酒な私、ずっとゲリーなんですけど!!!!!

さっきトイレ行ったときなんか、爆心地じゃんってくらい悲惨だったけど。

 

 

メリメリメリーって出ることないもん。ッバ!!!!!!!勝負は一瞬。

トイレットペーパーが揺れる。

 

 

 

悲惨な戦場を見つめながら、持てるすべての想像力でゲリーを固形にしてみる。

 

おぉーつながっていく。

アメーバが捕食して大きくなるみたい!!!!

 

私のイマジネーション、いけーーーーーーー!!

 

 

 

 

 

・・・10センチ。どう見積もっても10センチ。

 

 

残り、80センチ。

 

fin.

 

9.小心者とつけ麺

イムさんとつけ麺を食べに行った時の話。

 

近所にある有名なつけ麺屋さん。

行ったことないから行ってみようよ!って。

 

15人くらい座れる感じのカウンターだけのお店。

イムさんは1番人気の特製つけ麺。

私は、特製辛つけ麺。

 

 

食券を買って、真ん中辺りの椅子に座った。

 

 

 

つけ麺が来る。

 

 

 

 

つけ汁がこんもり具沢山だこと。肉がごろごろ。

 

 

 

いざ!!!!!!!

 

 

、、、

つけ汁の具がこんもりすぎて、麺つからねーって(笑)

一口目の麺で、辛つけ汁の浮いてるラー油的なやつをほぼ吸っちゃって、辛さが無くなる不運。笑止!

 

 

イムさんをちらり。

 

 

 

いやん!やっぱり男の子やな!結構器用に食べ進めてた。

 

 

私も、前向いてこー!って。前向いたら店員さんと目が合った。

 

 

、、、

 

 

うまい!うまうま!って食べ進めて、視線感じて、顔上げて店員さんと視線の交換。

 

 

、、、

 

 

8割方食べたところで痛恨のストマックストップ。

私のストマック先生がすごい険しい表情で「ストマックブロー!」「オイル漏れ!」「リタイヤー」って叫びながら頭上でバッテン作ってた。

 

 

そう、私のストマックは油にシビア。規定量を超える給油を許さない。

 

 

店員さんの視線を感じながら、イムさんをちらり。

 

 

「辛つけめんの方も、食べてみる?おいしいよ」

 

 

すげー大根役者だった。名探偵コナンの映画にでてくる子供くらい棒読みだった。

 

 

イムさんは、”分かってる。もう食べれないんでしょ?あとは任せて”

と、言わんばかりに、私のつけ麺セットを回収した。

 

 

 

こうして、有名つけ麺店デビューを果たした私たちは店を去るのだった。

 

帰り道、

 

 

 

「ねぇねぇ、店員さんめっちゃ見てきたよね。」

 

 

「っ!!俺も思った!麺すする時に汁が飛ぶから、わーごめんなさいって思いながら食べたから、すげー食べづらかった」

 

 

「ほんとは飲みたかった」

 

「・・え??」

 

「ほんとは最後に、スープ割り飲みたかった!!!店員さんに、彼氏に最後食べさせた癖に、お前最後にスープ割りは飲むんだって思われるの怖くて言えなかった!!!」

 

 

 

「・・・・・また行こう。・・・次は端っこに座ろう」

 

 

 

ってことがありました。

小心者のみなさん!カウンターの席は端に座るべしぃぃぃー!

 

fin.

8.パルプンテ通勤

できれば通勤も楽しくしたい!!

テンションあげていきたい。

一昔前は、ジブリ曲聞きながら、”私は主人公よー”って壮大な気分で出勤してた。

余裕でモロの一族だった。

 

30歳過ぎてくると、

駅の階段を下りるまで息止めないとカエルに人間ってばれちゃう!とか、猫の後つけたら不思議なお店が!とかやってる場合じゃねーなって。完全に魔法がとけた。

 

 

最近の通勤のお供は小説と安住紳一郎様!

 

 

たまたま知った、安住紳一郎の日曜天国

こんなにおもしろいラジオもっと早く知りたかった・・・

リスナーさんのレベルが高すぎる!

紹介されるエピソードが面白すぎて、ずっと、にやにやしてしまう!

 

 

 

家から駅に向かう間は、安住紳一郎の日曜天国を聞きながら歩く。

マスクの下で歯をだしながらにやにやしてる。前歯が渇く。

 

 

電車に乗ったら前歯をしまって、小説にチェンジ。

今は伊坂幸太郎作品を読み漁ってます。

一番のお気に入りは、「ガソリン生活」これまじおもしろかった。

殺し屋シリーズも読んで、今は死神シリーズ。全部物語の設定がおもしろい!

 

・・・

そして、駅から会社まで、前歯を出して再度安住紳一郎の日曜天国を聞く。

 

 

 

このセットで通勤の道のりがグッと楽しくなった。

1日頑張れるゾーって感じ。

 

 

ただ、予期せぬ事態もあった。

 

 

駅から会社までの道のりでのことだった。

 

安住紳一郎の日曜天国のリスナーさんのエピソード。

9割が笑える話で泣ける話が1割潜んでた。すんごい不意打ち。

 

 

なんばの地下街を、ノーガードで泣きながら歩いてる女を目撃したなら、それは私です。

 

料理が苦手な奥さんが亡くなって、、、って話だったな。

 

話の中盤から、嫌な予感はしてた。あれ?って。

前歯がでてねぇって。代わりに色々と違うのがでてた。

 

「ねぇ、やっぱ俺の方が料理上手でしょ」って今日も仏壇の妻に話しかける。

って話の締めくくりのころには、マスクの中は大洪水だった。

 

ちょっと、涙さんと鼻水さん一旦マスクの中央に集合!って。

とりあえずそこで待機してて!って。

ティッシュ取り出すにしても、朝のなんばは戦場。ゴミ箱もねぇ。

 

このままつっきるぞーって。かけぬけるぞーって。

気を取り直したところで、

 

 

聞こえてくる安住のふるえる涙声。

 

 

安住ー!やめっ、あ、あー!!!

 

 

 

もらい泣きっつーか、まぁすでに泣いてたけど、いや安住ずりぃーってそれは。

第2ラウンドは引っ込みつかないって。

こちとら外だから。むせび泣きだから。ちょっとした嗚咽だってば。

 

 

ってな感じで、穴が開くくらい自分の靴をみながら出勤しました。

 

会社について涙を拭いてトイレのハンドドライヤーでマスク乾かして、

 

 

 

・・・なんかすげー疲れた。もう帰りたいなって。

 

 

何が起こるかわからんなって。パルプンテかよって。

 

fin.

 

 

7.桜とタイツは儚い

仕事終わりにイムさんと、夜のデート。

 

夜も参拝できるお寺に夜桜を見に行こうと。

夜は灯篭がきれいで、いい雰囲気なんです。

桜見に行ったり紅葉見に行ったり、ドライブにはいい距離で夜は人も少ないし穴場スポット。

 

久しぶりにお寺の近くにあるうどん屋さんで晩御飯も食べようよーって。

どれぐらい久しぶりって3年ぶりだった。

 

 

私の方が仕事早く終わるから、終わり次第そっち向かうねーって。

 

 

デート、デ~ト♪

私は会社では制服を着てるので、うかれながら更衣室で着替えて靴も履き替えてー、よいしょって

 

足元見た瞬間、

 

 

・・・ん?・・・肌色?

 

 

右足親指付近タイツが破けてた。

 

お餅にあんこを包むみたいにタイツの端をひっぱって足の裏に回して隠した。

その所作わずか0.5秒。

 

周りを確認しながら、ブーツを履く。

 

 

よし、見られてない。セーフセーフ。

ブーツだし全然モーマンタイ、モーマンタイ!!

臆することはない、いざ出陣ー!!

 

るんるーんとイムさんの元へ。

 

うどん屋さんに向かう車の中で、イムさんに、

 

 

「ねぇねぇ、今日新しいワンピース着た。デートだから!かわいいー?」

「かわいい!」

「でしょー!なんたってデートだからねー!けどね、こう見えて・・・タイツに穴あい    てまーす!!!」

「え?そうなのー?ブーツだから良かったねー」

「でしょー?あはははー」

「そういえば、職場の子たちから、彼女さんと長いけどときめいたりってまだあるんで すかー?ってきかれたわー」

「そうなのー?トキメキっていうか、ありがとーって思う事が多いよねー」

「そうねー。ってか、ラブラブだよって答えるのも恥ずかしいわ」

「私だったら、何日かに一度は涙ながしながら腹ちぎれるくらい笑うときがあるって返すかも」

 

なんてきゃっきゃと話しながら、うどん屋さんに到着。

 

 

「ちょっと私先にお手洗い借りてくるわ」

 

「人待ってるっぽいから名前書いとくね。いってらっしゃい」

 

 

ってお手洗いにいったわけ。座敷、多!

やっぱここのうどん屋さん人気なんだなーなんて思いながら、手洗ってるときに思い出した。

 

タイツ・・・

 

やばい!!!!!

 

足早に入口の椅子に座ってるイムさんの元へ。

 

 

コソコソっと耳打ち。

 

「座敷を確認。座敷に通されたら穴あきタイツがバレる。」

 

・・・

 

 

イムさんが満面の笑みでグーサインしてた。

「最初、テーブルでも座敷でもどちらでもに〇したけど、タイツの事思い出して、テーブル席に〇つけなおしといたよ」

 

 

 

ハッ・・・・・・・・・////トゥンク。

 

 

すきーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

 

 

 

 

その日みた桜は私のタイツかよ!ってくらい最後の力ふり絞ってる葉桜で、まぁ、儚いよねって。

 

いや、けど、、、

トキメキをくれるのは満開の桜だけじゃねーよ!ってこと。

葉桜だってなんだって穴あきタイツだって、いい仕事しますよってね。

 

 

 

 

いい、デートだった。

 

 

 

 

 

 

家帰ってから、バッグを床に置くよりも早く玄関でタイツ脱いでゴミ箱に押し込んだ。

 

「我の元でよく働いてくれたのぅ。あっぱれじゃ!!」

 

「覚えてるうちに捨てないと、洗濯にだしちゃうもんねーえらいね!」

 

 

 

 

 

すきーーーーーーーーーーーーーーっ!

 

fin.